渡り蟹と白菜の小鍋立て
12月と言うのに、相変わらず暖かいですね。
ちょっと不思議な感覚です。
本日紹介するのも、海の幸を使った小鍋立てです。
冬といえば鍋、鍋と言えば蟹ですよね。そこで、
渡り蟹と白菜の小鍋立て
蟹と入っても、タラバガニや毛ガニではなく、小鍋向きの小さな蟹、
ワタリガニを使ったお鍋です。
(お値段も、ずっとフレンドリーですね)
お鍋が小さいので、全面が蟹におおわれていますw
冷凍物が一年中出回っているワタリガニを使い、サッと仕上げました。
タラバガニや毛ガニよりも、味が淡白な分、しっかりとカニで出汁を取っています。
レシピはこちら。
材料 2人分
- ワタリガニ 3杯
- 白菜 1/4個くらい(葉の部分)
- 生姜 1片
- ニンニク 2片
- 塩 小さじ1
<お雑炊用>
- ワタリガニ 1杯
- 卵 1個
作り方
- ワタリガニはタワシでよく洗い、脚と胴体を分け、さらに胴体は厚さ方向に2つに切り分けます。こうすると食べる時に、身を外しやすくなります。
- 取り分けた脚から、身の少ない中程の脚を選び、水からゆっくりと煮出して出汁を取ります。
- 出汁が沸騰して10分くらい経ったら、脚を取り出します。
- 出汁に、スライスした生姜とニンニク、ざく切りの白菜を鍋に入れ、上から塩を加えます。(今回、ニンニクのスライスは中央部分にまとめて入れてあります)
- 沸騰するまでは中火、沸騰してからは弱火で10分ほど加熱します。白菜に程よく火が通ったら、上にワタリガニをのせて火を通します。
- こちらは、ワタリガニを乗せたばかりの段階です。未だカニに火が通っていないので、透明感がありますね。カニを加えてから約5分、蓋をピッチリと閉めて加熱したら出来上がりです!
しっかりとカニの旨味を吸い込んだ白菜が、とっても美味です。
そしてカニの身も、火を通し過ぎないので、ふっくらとして香りも豊かです。
カニを食べる時は、ついつい無口になってしまうけれど、
こんな風に、胴体を半分に切ってあれば、楽々で身を外せます。
たくさん食べながら、たくさん会話も楽しめますよ。
そして、〆はもちろん!
カニ雑炊
残った美味し〜いお出汁に、お雑炊用に取り分けておいたワタリガニの身を加えます。
沸騰させた出汁にご飯を入れ、再び沸騰してから、
カニの身と溶き卵を加えます。(この順序、大切です!)
ほ〜ら♪ 美味し〜いお雑炊の完成です!
このお料理のポイントは、何と言っても
脚から取る出汁
これに尽きます!
身を食べるには細すぎる脚でも、お出汁はしっかり出してくれます。
キッチン鋏で、ちょきちょきと脚を切り取ったら、水から煮出すだけ!
これだけで、鍋の味が格段においしくなります。
白菜はカニのお出汁を吸い込んで、トロトロでうまうま。
本当に美味しくなるんです☆
捨てるだけでは、もったいない!
ワタリガニの脚で、しっかりお出汁を取ってくださいね。
ところで、熱々のお鍋をいただきましたが、
蟹は体を冷やす食べ物と言われているのです。
そこで、食後の楽しみにもう一品。
ハニージンジャーレモンティー
材料は、(2人分)
- 生姜パウダー 小さじ1/2
- レモン果汁 半個分
- レモンの皮 針状にしたもの適宜
- 蜂蜜 お好みで、小さじ1〜2
このお茶で、食後にしっかりと体を温めて☆
風邪をひかずに、年末を乗り切りましょうね!
では、また。