旬の鰆を味わう☆ 鰆の淡煮 目から鱗の味わいです
魚偏に春と書いて「さわら」。
この時期に食べるしか無いでしょう、というお魚ですね。大型なので、切り身にして売っているから、扱いも楽ですし。
銀色に黒い大きめの水玉模様が入った様子は、あまり脂が無いように見えるのですが、どうしてなかなか。
淡煮にすると「あれ?鰆ってこんなに脂がのっていた???」と思うくらいなんです。
この料理を見た家族が、「平前日は飲まないの禁」を破って、日本酒を飲んでいました。
常温かぬる燗の日本酒に、ひじょ〜に合う料理だそうです。
、、、ということで「酒肴」カテゴリー入りです。
さてさて作り方ですが、私は一度粕漬けにしてから作っています。
一塩して30分ほど置き、水洗い→熱湯につけて。。。という方法が広がっているようなのですが、面倒なので粕漬け。
こちらの方が、実際の作業の時間は遥かに短くてすみますし、美味しさも格別ですよん☆
材料 2人分
- 鰆の切り身 2切れ
- 酒粕 大さじ山盛り2
- 長ネギ(今回は石倉ネギ) 1本
- 絹ごし豆腐 半丁
- 砂出ししたアサリ 10個
- 日本酒 大さじ2
- 醤油 大さじ1
作り方
- 鰆はサッと水洗いし、水気を拭き取ってから、ジャムくらいにゆるめた酒粕を塗ります。<ここ迄が前の晩or当日の朝にしておく準備です>
- 長ネギは3センチ程度の長さに切ります。
- 絹ごし豆腐は、冷や奴程度のやや大きめに切ります。
- 砂出ししたアサリは、タワシ等でよく洗っておきます。
- 鍋に水を入れ、調味料と長ネギの白い部分を入れて火にかけます。
- 沸騰してネギが煮えてきたら、アサリ、酒粕をよく拭った鰆、豆腐を加えて、沸騰が続くくらいに火を弱めます。
- アサリの口が開き始めたらネギの青い部分を乗せて、すぐに火を止めて蓋をします。
- 待つこと3〜5分。ネギの青い部分がしんなりしたら完成です。
「えっ?これで火が通るの?」とお思いの方もあるかもしれませんが、予熱で十分火が通るのです。鰆の切りに身は、ふと〜い背骨がついていないので、火が通り易いのではないかしら?
火を通しすぎない、ふっくらとした鰆を楽しんでください。
皮目にしっとりとした脂がのっていて、淡白だけれどふくよかな味わいが、口いっぱいに広がります。
これまでにも、鰆をさんざん食べてきたけれど、この淡煮が、たぶん一番美味しい。。。
今までのお料理はなんだったの!?というくらいの味です。
やっぱり旬のお魚は、素材を活かす調理法が一番ですね。
そしてまた、これが長ネギに合います。ネギ名脇役です。
アサリを入れて美味しいお出汁を出してもらっているので、この煮汁もおいしく飲んでくださいね。
飲むことを想定して、もちろん味付け薄めです!
その他の献立は、作りおきばかりでした。
鰆の淡煮
鰆の子と大根の炊き合わせ
砂肝とピーマンの炒め煮 花山椒風味
手綱コンニャク柚子七味あじ
大根の酢漬け
では、また。
今週の作りおきは、こちらから↓