筍の酒粕煮 季節の味覚をあじわい尽くす
今週の作りおきに登場した「筍の酒粕煮」を紹介します。
筍オンリーの煮物ですが、ちょっと変わっているでしょう!味付けした酒粕を含ませる煮物なんです。
「鰆の淡煮」でちょっと紹介した通り、酒粕に魚や肉を漬け込むと、柔らかくなるし旨味も増すんですよね。味噌漬けもおいしいのですが、酒粕の方が硬くならなくていいかんじなのです。
それは野菜とて同じこと。
茹で筍を酒粕入りのお出汁で煮ると、旨味が増して美味しさ増大です。
作り方も簡単なので、お試しになってください。
できれば吟醸酒の酒粕をつかった方が、味・香り共によくなります☆
筍の酒粕煮
材料
- 茹で筍 150gくらい
- 酒粕 大さじ2〜4(濃度にもよる)
- 塩 小さじ1/4
- みりん 大さじ1
- 醤油 少々
- 精進出汁なければ水 カップ1〜2(鍋の形状による)
作り方
- 茹で筍は、食べやすい大きさのくし形に切ります。少し小さめに切った方が、食べやすいと思います。
- 酒粕が板粕(絞られて板状になったもの)であれば、小さく切ってぬるま湯に漬け、へら等でドロドロの状態にしておきます。硬ければ、電子レンジで30秒ほど温めると溶かしやすくなります。練り粕の場合は、そのまま使ってください。
- 精進出汁に、酒粕、塩、みりんをよく溶かし、1の筍を加えて中火〜弱火でゆっくりと煮ます。沸騰したら火を弱めて5分ほど煮て、香り付け程度に醤油を加えて火を止めます。
- たっぷりの煮汁の中に筍を入れたまま冷まして、味を含ませて完成です。
- 食べる時に、レンジ等で必ず温めてください。
酒粕の旨味がしみ込んで、筍が更においしくなるお料理です。
まだ肌寒い日も多いこの季節、酒粕入りのトロッとした煮汁も一緒に楽しんでくださいね☆
今週買った筍、まだまだ残っています。さてさて、どうやって楽しみましょう。
この料理を含む「今週の作りおき11品」は、こちらから↓。
では、また。