今からでも間に合う!筍料理のまとめ
さてさて、4月もそろそろ終了。
関東では、生筍の季節もそろそろ終盤です。
連休までかしら?店頭に生の筍が並ぶのは。
お休みで時間ができたら、ちゃんと筍を茹でてお料理!な〜んて考えている方は、今週末が最後のチャンスかも!
それなのにそれなのに、「筍料理はおっくうで〜、、、」という友人は、「穂先は食べやすいけれど、下の方はどうしたらいいの?」「1本使い切る自信が無いの」とこぼしていました。
そこで、筍料理についてちょっとまとめてみました。
こちらの写真は、今季の筍料理の写真です。
まず、「茹で方」というのがお料理本の原則ですがこの記事はちょっと違います。
まずは重さ。
皮付きの筍を買ってきて調理すると、どれぐらい小さく軽くなるでしょう?
正解は、重さが半分くらいに小さくなります!
筍の皮って、けっこうな重さを占めていました。今年初めて計測して気付いたことです。
今まで筍は湯掻いてからしか計っていなかったので、盲点でした。
ですから、「大きくて重い筍を見ても、畏れることなかれ!」です。
次に茹で方、これは以前紹介したし、世の中のお料理本で紹介し尽くされているので、省略〜っ。
詳しくは、こちらをご覧ください。
それよりですね、筍一本を使い切る計画が大切なのです。
まず穂先。
くし形に切るとシュッとした三角錐になって、横方向にはしご段がはいって、いかにも筍です!という形になる部分です。
ここは柔らかいし、形もキレイなので、何にでも使えますね。
「芽が出る」ということで開運出世によいからと、我が家ではせっせと父のお膳に穂先を盛り付けていました。昭和の時代って、こういう縁起担ぎは当たり前だった気がします。今はどうなのかしらん?
我が家は均等に盛り付けていますが。
穂先は、柔らかさを活かして、私は木の芽和え、炊き込みご飯に使っています。
とくに茹で筍を薄切りしただけでご飯と一緒にたいてしまう炊き込みご飯には、穂先が適しています。
そして、炊き合わせに使うときは、軽く味をつける淡い色の煮物専門で使っています。若筍煮が一番多いかな?今年は厚揚げとも煮てみました。
次に根に近い硬い部分。
ここは、コリコリとした歯ごたえを活かした料理や、しっかりと味をしみ込ませる料理に適しています。
例えば、土佐煮。そして角切りにしてしっかりと味を付けての混ぜご飯。
よ〜っく味をしみ込ませたい、酒粕煮などです。
筍が硬くてしっかりしているので、強い味をつけても筍が負けないのですね。穂先を酒粕で煮ると、負けてしまって何を食べているのか印象が薄くなってしまうの。
それから、中華料理の「筍とインゲンの炒め」のように、甜麺醤や豆板醤をしっかり効かせた料理には、もちろん根元がおススメです。
そして残った真ん中の部分は、どちらの料理でもOKです。
とは言え、最近は昔のように大きくデーン!とした筍はあまり売られていないので、真ん中の部分ってほとんどなくなっています。
穂先か根元かに分類されてしまう。。。
これが我が家での筍の使い分け方です。
こんな風に考えると、筍料理もたくさん出て来ますよね。一週間ず〜っと筍料理が続いても飽きないくらい考えられそうですね。
献立上手への道、筍で試してみてはいかがでしょう?
では、また。