葡萄のお茶はいかが?
夏も一息ついたかと思う間もなく、急に涼しくなってしまいました。
涼しくなると、温かな飲み物が恋しくなるもの。
今日は、少し手をかけた、変わり種の日本茶の飲み方の紹介です。
ゆっくりと時間をかけて、お茶を楽しんでみませんか?
葡萄茶
日本茶(お煎茶)と葡萄の実を一緒に急須に入れて、お湯を注いでいただくお茶です。
煎茶のスッキリとした旨味に、葡萄の爽やかな香りと甘味が加わった、ちょっと不思議な飲み物。
一杯目、二杯目、三杯目と変化していく味と色を楽しめます。
使うのは、煎茶の茶葉のほかに、葡萄2種類。
今回は、デラウェア(種なし葡萄)と巨峰を使っています。
(ここでは写真を撮りやすくするためにティーポットを使っていますが、いつもは普通に急須でいれています。)
デラウェアは、房から外して少し潰します。
そして巨峰は、実を半分に切り、皮に切れ込みを入れます。
スイカの縦縞のような切れ込みですね。
普通にお茶をいれる時と同様に、お煎茶の茶葉を入れたところに、2種類の葡萄を加え、上からお湯を注ぎます。
葡萄で茶葉が隠れていますね。
葡萄の下に、しっかりと茶葉が隠れています。
お湯を注いだ直後はこんな感じです。
通常のお煎茶をいれる時よりも、少し高めの温度のお湯を使っています。
ふふふ、デラウェアの皮が浮かんできていますね。
この時点で、葡萄の甘い香りがしてきます。お届けできないのが、残念!
そしていれたお茶がこちら。
左が一杯目、右が二杯目です。
鏡面になるので、写真が上手に撮れませんでした🙇
左の一杯目は、葡萄の甘さと香りが強く出たお茶です。
そして二杯目は、お煎茶の旨味とキレが前面にでてきて、そこに葡萄の甘味が加わった感じに。
三杯目になると、葡萄の甘味と、お煎茶の渋みが合わさった複雑な味わいになってきます。
少しの手間と時間で、いつものお茶の時間が、ふっくらゆたかな時間に変わっていくのを楽しんでみませんか?
では、また。