かぶの肉詰め(鋳込み)
本日も、昨日に続き蕪(かぶ)を使ったお料理です。
簡単出汁で煮込む かぶの肉詰め
コロンとした見た目もかわいらしい、野菜のおかずです。
かぶをくり抜いて、挽き肉を詰めてお出汁で煮込む料理です。
型の中に溶けた金属を流し込むことを「鋳込み」って言いますね。
それに似た手法で、野菜の中にお肉を詰めるので「鋳込み」とも呼ばれています。
かぶにお肉と昆布出汁の旨味が沁み込んだ、絶品料理です。
今回はお出汁を取る手間を省いて、おぼろ昆布(とろろ昆布)を使っています。
賢く手抜き、賢く省力化です。
かぶの肉詰め(鋳込み)のレシピ
材料
- かぶ 大きめの物2個
- 挽き肉 30gくらい
- 長ネギ又はタマネギ 5センチ程度
- 塩 2つまみ
- 粉山椒 適宜
- おぼろ昆布 2つかみ
- みりん 大さじ1
作り方
- かぶは皮を剥き、葉の付け根を切り落として、中をくり抜きます。
- みじん切りにしたネギ類と挽き肉に、塩と粉山椒を加えてよく練ります。
- 1であけた穴に粉山椒をぱらぱらと振ってから、2を詰めます。
- 鍋にかぶの半分くらいの高さの水を入れ、おぼろ昆布を入れて弱火で加熱します。
- 4が沸騰したらみりんを加え、かぶを切り口が下になるように加えて、蓋をして5〜10分ほど煮込みます。
- かぶが透き通っていたら、完成です。
使うお肉は、できれば鶏を。
豚肉でも良いけれど、牛肉はおススメしません。
かぶの旨味に牛の脂はどうも今ひとつ。
粉山椒は、お好みで使ってください。
我が家は大人家族なので、ちょっと香りを楽しむために加えています。
ポイントは2つ。
- 煮すぎないこと! 大根と違って、かぶは火の通りが早いので、グズグズになってしまいます。
- おぼろ昆布(とろろ昆布でも)は、水からゆっくりと加熱すること。こうすると美味しいお出汁をたっぷりと出してくれます。
切り口は、こちら。
盛り付けてから、半分か4等分に軽く包丁を入れると、食べ易くなりますよ☆
かぶの鋳込み、今回のように和風出汁で煮ると和食に、鶏ガラスープで煮込みミルクを加えるとおいしいシチューにもなりますよ。
真っ白で、ころんとした形の蕪(かぶ)。
春の七草の「すずな」は、蕪の別名と言われていますね。冬においしい野菜です。
では、また。