ごぼうと人参のスープ 野菜の力を引き出すレシピ
今週のスープは、体に染み込み疲れを癒すスープです。
ごぼうと人参のスープ
珍しく明るい光の中で写しているのは、土曜の朝ごはんに食べたから☆
人参の鮮やかな橙色と、ごぼうの白ツルバミ色というか白茶の混ざった色。
まさに、素材の色がそのまま現れています。
レシピはこちら。
ごぼうと人参のスープのレシピ
材料
- ごぼう 1/2本
- 人参 1本
- 鶏ガラスープ 400〜500cc
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 1gくらい
- 牛乳 30〜50cc
作り方
- ごぼうと人参は、薄めの小口切りにします。
- フライパンまたは鍋に1の野菜を入れ、オリーブオイルを回しかけます。
- 野菜に油が回ったらごくごく弱火にかけて、更に油をなじませ、蓋をして蒸し煮にします。
- 湯気が立ってきたら塩を加え、さらに蒸し煮にします。(上の写真より、しんなりしてきたのが、伝わるかな???)
- 全体がしんなりしてきたら、鶏ガラスープの半量を加え、中火で煮込みます。
- 野菜が柔らかくなったら、ブレンダーかミキサーですりつぶします。(ミキサーを使う方は、粗熱を取ってからにしてくださいね)
- 6を再び鍋に戻し、残りのスープを加えて温めます。
- 最後に牛乳を加えてから味見をして、足りなかったら塩で味を整えて完成です。
こちらのスープ、一口目で野菜の香りが広がります。
そして後から鶏スープの旨味が、じんわ〜り染み込んできます。
人参の甘みって、こんなに強かったのかな。
ごぼうって見た目のゴツゴツした感じとは違って、繊細な味だな。
牛乳が、野菜と鶏スープをよくつないでいるな。
こんなことが感じられるスープ。
飲むというより、味わって食べるスープです。
この料理のポイントは、2つ。
-
火をつける前に野菜と油をなじませ、更に弱火にかけてからもう一度馴染ませること。
火にかけて油が温まると、野菜に油が馴染みやすくなるので、2度馴染ませてください。
-
野菜は蒸し煮にすること。
あまり馴染みのない作り方かもしれないけれど、こうすると野菜の旨味が強く感じられるようになりますよ。
この頃、有機野菜や減農薬野菜が、以前に比べて手に入りやすくなってきたとは思いませんか?
そして、以前より手に入る有機野菜の種類も増えてきました。
そんな美味しい野菜は、これまでよりも大切に食べたいですね。
そこで、野菜の力を引き出して、しっかり美味しく食べようと思って考えたのがこちらのレシピです。
「簡単!お手軽!短時間!」というレシピとは全く違います。
でもね、食べるってそんなに手を抜いて済ませていいことなのでしょうか?
私たちの体は、食べ物から作られている。コレハ、マチガイノナイジジツ。
そうであるなら、出来る時だけでよいから、手をかけて体によいと思える食事を作ることが大切なのではないでしょうか。
お店の味を真似した、しっかりとした濃いめの味付け。
だしの素やスープの素を使った、味付け。
こんな味付けの食事ばかりしていては、舌は鈍感になるばかり。
たまには味覚をリセットして、素材の味を確かめてみてはいかがでしょう。
このスープを毎日作るのは、面倒ですよね。
ですから、一度にたくさん作って冷蔵しておいて、食べる時に牛乳を加えて温めるのがオススメです。
根菜をたっぷり使っているので、ヘルシーなのに食べ応えがあって、残業ごはんやお夜食にもオススメです。
しばらく、あまりに慌ただしくてブログから遠ざかっていました。
その頃、やっぱり「体は食べたもので作られている!」と実感したのです。
ちゃんと食べないと、ちゃんと働けません。
特に私の場合、お昼ご飯は完全外食!
そのお昼ごはんは、エネルギーを摂れればOKという食事か、脳みそフル回転の打ち合わせ兼用パワーランチがもっぱら。
さもなければ、14時過ぎ15時過ぎに、一人でもそもそサンドウィッチを囓ったり。
で、夕食=残業ごはん。これを超高速で作る!
ブログをお安いしている間も、野菜たっぷりの献立を作ってはいましたが、時短料理に傾いてしまいました。
そして新鮮なお魚が手に入らないので、主菜はお肉中心にならざるを得なくて。
こうなると、体調が崩れてまいります。はい。
ということで、美味しい素材を丁寧に扱ってバランスのよい食事を作るのが大切と実感しています。
せめて時間がある時だけでも、斯くありたいと。
では、また。