春らしく 帆立うどんで海の幸ブランチ☆
北陸新幹線が開業しましたね。
金沢までの時間距離が短くなったのは、うれしい限りです。友人に会いに行き易くなりましたし、美味しい物を食べにも行き易くなりました。
金沢方面の出張はあまり無いので、お仕事面では効果はすくないかな?
そして年度末ですね。昨晩は仕事で遅くなり、とうとう外食に逃げ込んでしまいました。
そこで、余った夕食用の食材を使った海の幸ブランチです。
手がかからない割においしくて、体も温まるのでいかがでしょうか。
帆立うどん
ホタルイカの酢みそ和え 大根の酢の物を添えて
大根のピーラーサラダ(作りおきから)
ヨーグルトたんかんジャム乗せ
桜のお箸置きも、活躍中☆
今日のレシピは帆立うどんです。
というよりも、メインは帆立稚貝の酒蒸しです。
材料 2人分
- うどん(乾麺) 2人分
- 帆立の稚貝 10個
- 日本酒 50ccくらい
- 青み野菜 適宜
- 昆布出汁 帆立貝の酒蒸しの汁と合わせて5〜600cc
- 出汁が無ければ水でOK
- 塩 小さじ1/2
- みりん 大さじ2
- 桜の花の塩漬け あれば2片(予め水で軽く洗っておく)
作り方
- 帆立貝は殻をタワシなどを使ってゴシゴシと洗い、フライパンに入れて軽く熱し、日本酒を回しかけて蓋を閉めます。
- 貝が口を開け始めたら、すぐに火を止め、火から外します。
- ボウルの上で、ナイフなどを使って貝柱を取り外し、「ウロ」と呼ばれる部分を取り除きます。詳しい説明は、文末に写真入りで説明してあります。
- この時、貝から出て来ている汁とフライパンに残った日本酒は取っておいてください。
- 大きめの鍋に湯を沸かし、うどんを茹でます。茹で時間は製品ごとの指示に従ってください。
- お湯を沸かしている間に、青み野菜を食べ易い大きさに切っておきます。今日はレタスを使いました。
- 小鍋に、昆布出汁と酒蒸しで出た帆立貝の出汁を入れて熱します。この時、昆布出汁が無ければ帆立の汁と水で大丈夫です。
- 沸き立ったら、レタスと帆立の酒蒸しを加えて一煮立ちさせて火を止めます。
- 茹で上ったうどんは湯を切って盛り付け、7の出汁を注ぎます。あれば、上に桜の花の塩漬けを飾って完成です。
帆立の稚貝が無いときは、茹でた帆立貝を使っても同じように作れます。
その時は風味が薄いので、ぜひ昆布だしを使ってくださいね。
昆布を水に戻しておくだけで出汁が取れます。麦茶のポットのような容器に入れ、水と昆布を入れて冷蔵庫に入れて多くだけで、寝ている間にお出汁がとれるので楽ちん便利です。
そして今日のポイントは、帆立貝の下処理。
写真の深緑色の部分。「ウロ」と呼ばれる中腸腺には、カドミウムが含まれているので、必ず取り除いてください。
肝っておいしそう!という感じもしますよね。
でも、イカ、タコなどの軟体動物や、エビ、カニなどの甲殻類の内蔵に、カドミウムは蓄積されやすいそうです。
帆立貝のウロやイカのワタといった中腸腺には高い濃度のカドミウムが含まれるので食べない方がよいでしょう。
もっとも「貝柱」や「イカの身」は、食べても問題が無いので、心配しないでくださいね。
食品に含まれるカドミウムについては、次のサイトで厚労省が説明をしているのでご覧ください。勉強になります。
私たち多くが主食としているお米にも、カドミウムが含まれています。
私は、主食をお米から他に切り替えるつもりがない(というか事実上、難しいと思う)ので、お米からのカドミウム摂取を前提として考えています。
その場合、他からのカドミウム摂取は減らした方がよいことになるので、帆立貝のウロやイカのワタ、と呼ばれる中腸腺は料理に使わないことにしています。
とは言え、宴会や旅行でイカの塩辛が出てくると、「久しぶりなので、おいし〜い☆」と騒ぎながら食べているのも事実です。
食べる頻度と量をコントロールすれば、大きな健康被害を私が受けることは無いと思っています。
こんなことを長々と書いたのは、「妊娠したので、健康生活を考えて読者になりました」と言ってくださる方が、思いの外多くおられたからです。
妊婦さんには、カドミウムの話は知っておいていただいた方がよいかしらと思いまして。
では、また。